犬の病気のなかで、目や耳の病気、フィラリアについて書いています。可愛い愛犬が病気にならないように、しっかり予防しましょう。
犬の目の病気には、結膜炎、角膜炎、眼瞼外反症、眼瞼内反症、瞬膜露出症、網膜はく離、緑内障などがあります。どの病気も、人間用の目薬を安易に使ったりしないようにしてください。犬の目に何か異常を感じたら、獣医さんに相談することをお勧めします。大事な愛犬の目ですから、病気が重症になったり失明する前に慎重に対応するようにしましょう。犬の目の病気でよく見られる結膜炎ですが、その原因は目に毛やゴミなどが入ったり、シャンプーなどによる刺激、また細菌やウイルスによる感染などが考えられます。犬の結膜炎の症状は、目が充血したり腫れたりして、目ヤニが出ることもあります。かゆみのため、犬が目を前足でこすろうとしたり、顔を床にこすりつけるのを防ぐために、エリザベスカラーなどをつけて、病気がひどくならないように犬の目を守ります。犬も、人間の目の病気と同じように白内障があります。眼球内の水晶体が白濁する病気です。犬の白内障の原因は、老齢によるものが多く、外傷や中毒によるもの、糖尿病が原因となっていることなどが考えられます。犬の白内障が老齢性の場合は、病気が発症してから1年以上過ぎていると、手術をしてもあまり効果は期待できないようです。犬が目の病気になっても、人間ほど生活に影響しないので、飼い主は気付きにくいようです。犬の目に異常がないか、普段から気をつけて見てあげましょう。
犬の耳の病気は、外耳炎や中耳炎、内耳炎などがあります。外耳炎が代表的で、鼓膜と耳の入り口の間にある外耳道で炎症が起こる病気です。犬の外耳炎の原因は、マラセチアやブドウ球菌などの感染、アレルギーや耳ダニの寄生などが考えられ、シャンプーなど異物による刺激が原因になることもあります。この犬の耳の病気は、耳垢がたまりやすい体質の犬や、垂れ耳の犬、耳の中の毛が多い犬に多く見られ、耳が蒸れやすい夏場に起こりやすいです。犬の外耳炎は、放っておくと中耳炎や内耳炎になり、手術が必要となってきますから、早期に発見して治療したり、予防をして、犬の耳の病気が悪化しないようにしてあげましょう。症状は、犬がかゆがって頭を振ったり、耳を掻いたり、壁にこすりつけたりします。そういった兆候を見逃さないようにしましょう。治療は、清潔な綿棒で犬の耳の中を丁寧に掃除し、ただれていたり、臭いがする場合は、抗生物質を使って治療します。犬の耳の病気の予防には、耳の中を乾燥した状態に保つことが大切で、定期的に耳掃除をして犬の耳の中を常に清潔にしてあげます。その際に、犬の耳の中に異常がないかチェックしましょう。耳の中の毛が多いと、耳垢が溜まったり細菌が感染しやすい状態になるので、外耳道の毛を刈ったり抜いたりして、丁寧に洗浄してあげましょう。耳掃除のやりすぎは耳を傷つけて逆効果となることもあります。10日間から2週間に1回くらいの頻度で良いでしょう。
犬の病気の中で、死に至ることもあるフィラリア症は恐れられている病気です。フィラリアは糸状虫上科に属する寄生虫の一種で、感染すると生命にかかわります。フィラリア症の原因は蚊で、犬から犬へは直接感染しません。フィラリアに感染した犬の血を吸った蚊が、再び他の犬を刺すことで、犬の体内に感染幼虫が入り込み、犬の体内を移動しながら成虫となり、心臓に寄生します。成虫したフィラリアは、そうめんくらいの太さで長さは15〜20cmほどにもなるといいますから、全身の臓器に負担をかけ、犬の寿命を縮めてしまいます。フィラリア症の症状としては、咳、息切れ、血尿、脱毛、腹水がたまって腹がふくらむ、などがありますが、寄生しているフィラリアの数や感染期間、犬の体格などによっても違ってきます。これらの症状は現れるまで数年かかりますので、予防や早期の治療が大切です。現在フィラリアの予防は、幼虫を駆虫する薬を月に1回服用するのが主流で、フィラリアが体内に入るのを予防するのではなく、すでに感染してしまったフィラリアが成虫して心臓に到達する前に駆除するという方法です。心臓にフィラリアの成虫がいる場合の治療法は、さまざまな薬物療法を行ったり、外科手術で成虫を摘出します。その他の予防法としては、犬小屋を網で囲ったり、蚊取り線香をたくなどして犬が蚊に刺されないようにして、犬を病気から守ってあげましょう。